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お知らせ
2008年度飼料用米栽培利用推進研修会
2009年02月24日(火)
宮崎県やJA宮崎経済連、宮崎県水田営農対策協議会などは16日、宮崎市で「2008年度飼料用米栽培利用推進研修会」を開き、今年の県内での飼料用米栽培でモミロマン(関東飼226号の名称変更)を推奨することが示された。昨年、県総合農業試験場や各県農林振興局で行った8品種の比較試験で、本県ではモミロマンが収量や栽培などで安定しているという結果が出たためだ。今年の飼料用米栽培面積はまだ確定していないが、昨年の3倍弱の約200fが見込まれている。
 モミロマンは県総合農試、中部、児湯、北諸県の3農林振興局で試験栽培された。比較品種は南海141号、北陸193号、ホシアオバ、べこごのみなど。早期、普通期に分けて、早期米コシヒカリと普通米ヒノヒカリとの比較を行った。
 この結果、県総合農試ではモミロマン、南海141号、北陸193号の収量がそれぞれ玄米で10e当たり約800`となり、コシヒカリを約200`も上回った。北諸県農林振興局ではモミロマンの収量が10eでもみ1000`(玄米で標肥区623`、多肥区663`)を超した。しかも、乾田直播栽培方法をとっており、コスト低減からも有望な品種であることが分かった。
 県と経済連ではこれらの結果から、推奨品種をモミロマンとし、飼料用米の推進に取り組んでいく。ただ、拡大、推進のためには、転作奨励金を含めて水稲と同じ粗収益10e当たり10|12万円の収入確保が鍵となりそうだ。モミロマンの種子はある程度確保されているが、不足する場合には県総合農試で確保している南海141号、北陸193号の種子を充当したいとしている。
 16日の研修会には県、市町村、各JAなどから約150人が参加。飼料用米の品種比較試験結果のほか、県内での肉用牛、豚、採卵鶏への飼料用米給与試験結果などが発表された。


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